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引越しの準備リスト

人生の転機として、進学や就職が挙げられます。また、このタイミングで「引越し」をし、新たな地で一人暮らしを始める方も多いでしょう。一人暮らしの引越しは、一般的な家族世帯での引越しと異なる点がいくつかあります。一人暮らし独特の手順や注意事項などを理解しておくと、スムーズに引越しができて新生活への適応もしやすくなるでしょう。この記事では、一人暮らしの引越し手順や注意すべきこと、必要な道具、有用な引越しプランを紹介します。

一人暮らしの引越し手順

引越しは必要な手順が多数あり、一人暮らしの場合はより一層の入念な情報収集と計画が求められます。すべて自分で動く必要がある単身の引越しでは、引越しの手順をおさらいするだけでなく、「引越し業者の予約完了までどの程度かかるか」、「ライフラインの開始日を引越し日と合わせられるか」などさまざまな疑問点・重要事項を自分なりにまとめておかなければなりません。以下では一人暮らしの引越し手順を解説します。

手順や費用を確認する

引越しを決意したら、これから行うべき手順や必要な費用をすべて確認します。家族世帯での引越し以上に情報収集が必要です。

一人暮らしをする際の引越しは、家族世帯での引越しと比べて料金を安く抑えやすいという特徴があります。詳しく情報を集めて最適な引越し業者・プランを選べば、良質な引越しサービスを安価で利用できるでしょう。荷物が少ないため、比較的気軽に引越しできるのも特徴です。

一方で、一人で引っ越すために多くの準備や手続きをすべて独力で行わなくてはならないのが難点です。やるべきことや必要なものを把握していないと引越し準備が進まず、新生活のスタートをうまく切れなくなります。

物件を探す

引越しの物件探しでは間取り・家賃・利便性などさまざまなポイントについて考えますが、一人暮らしの場合は建物の種類についても要検討事項です。

一人暮らしの物件はマンションとアパートが主な選択肢でしょう。鉄筋コンクリート製の頑丈な建物はマンションに、木造や軽量鉄骨製の場合はアパートに分類されます。マンションは騒音トラブルが起こりづらい点、アパートはマンションに比べリーズナブルに住める点などが長所です。近年ではアパートにもオートロックの扉やモニター付きのインターホンなどが使用されているため、防犯面での差はあまりありません。

手続きする

物件が決まり次第、各種手続きを行います。引越し業者やプランの選定、役所での諸手続き、ライフラインや各種契約の住所変更など、引越しの際には非常に多くの手続きが求められ、ものによってかかる時間はまちまちです。例えばガスの手続きは最短でも3日かかり開栓も住人立会いのもとで行われるので、引越しの運搬業務とタイミングを調整する必要があります。いずれの手続きも忘れると困ってしまうものばかりのため、事前にリストを作っておくなど対策を講じましょう。

引越し作業を行う

手続きと並行して荷物の梱包や部屋の掃除などを行い、引越し当日に荷物運搬などの作業を行います。引越し業者のトラックに荷物を積み込み次第、自分自身も新居まで速やかに移動しなければなりません。トラックが到着する少し前には新居で受け入れ態勢を整えておきましょう。事前に新居でのレイアウトを考えておくと荷物搬入時に便利です。

搬入が終わったらライフラインの確認をします。ガスは住人立会いのもとでガス会社の担当者が開栓します。荷解きはよく使うものから順次取り組みましょう。

一人暮らしの引越し準備で注意すべきこと

この章では、一人暮らしの引越しで注意すべきことを準備段階中心に紹介します。新居決定前の内見段階から多くの注意事項があるため、必ず内見に行って物件の実際の様子を細かく確かめましょう。また、入居後も道具の揃えすぎや寸法違い、そして防犯に気をつけて生活を楽しみましょう。

事前に内見しておく

物件を決定する前に必ず内見に行きましょう。地図や写真などだけでは見えてこない利点や問題点が浮かび上がってきます。

内見先の物件に向かう際は、不動産会社の担当者にお願いして最寄り駅からのルートなどを確認しておきましょう。スーパーや病院、学校といった周辺環境や地域の雰囲気を肌で感じながら引っ越した後の自分の生活をイメージすることが大切です。

家の中に入ったら、歩きやすさや扉・窓の建付、コンセントの位置などを確認しておきます。防音性を確認する場合は壁を軽く叩き、重く低い音が鳴れば壁の厚みがあるため防音性が期待できます。携帯電話の電波状態も確認しましょう。特定の部屋や場所で通信状態が悪化するケースも珍しくありません。

可能であれば同じ物件を昼夜で2回内見するのがおすすめです。昼夜での治安や騒音の変化が把握できます。

初めから物を揃えすぎない

特に初めての一人暮らしでは、さまざまな物に興味が湧いたり、ないと不便ではないかと感じたりして、最初から大量に物を揃えてしまうことが少なくありません。しかし、最初はあまり物を増やさないのがおすすめです。一人暮らしの勝手がよくわからない状態で物を買っても、結果的にほぼ使わず邪魔になってしまうケースが多くあります。最初は物が足りずにやや不便と感じる程度に留めておいて、一人暮らしに慣れてから必要だと感じるタイミングで買っていくと無駄になりません。

寸法を確認する

タンスやテレビなど、ある程度大型の家具・家電を購入する際には、必ず設置場所や扉、廊下の寸法を測っておきましょう。目測ではほぼ確実にずれが生じて、隙間が空いたり入りきらなかったりと上手く収まりません。内見や荷物搬入前の時点で部屋全体の幅や高さを測っておけば、その後もデータとして利用できます。また、特に大きなものを買う場合には、できればエレベーターや階段の寸法まで測っておくと店や運送業者とスムーズに相談できます。

防犯に気をつける

家を留守にすることが多い一人暮らしでは、特に防犯面に気を配る必要があります。内見の段階で扉のオートロックや各所の監視カメラ、ベランダや廊下からの侵入可能性などを考えて、入居後も洗濯物を部屋干しにしたり帰宅ルートを複数用意したりと多方面から防犯に気を遣いましょう。

扉の鍵を変えることも効果的です。一つの扉に複数種類の鍵をつければ犯罪の抑止力が高まります。また、鍵の種類も昔ながらのギザギザしたタイプではなく、鍵の各面にいくつも小さなくぼみがついたディンプルキーを選ぶとピッキングに対する防御力が大きく上がります。

一人暮らしですぐに必要なアイテム

一人暮らしでは多くのものが欲しくなります。しかし、早くからあれこれと揃えすぎた挙句使わなくなり邪魔になってしまう、という事態は防ぐべきです。初めは家具・食器・掃除用具など、新生活においてすぐ必要になるものから揃えましょう。以下では一人暮らしを始めてすぐ必要になる可能性が高い道具を紹介します。

家具・家電

家具や家電は生活の利便性を大きく上げてくれますが、大きく設置しづらいものもあります。最初は日常生活に欠かせないものやあまり大きくないものに留めましょう。

寝具

快適な睡眠環境は仕事や学業にも大きな影響を及ぼします。ただ、特にベッドは非常に大きいため部屋のスペースと相談して大きさを決める必要があります。

冷蔵庫

さまざまな大きさのモデルがあり、入れる量によって適した大きさが変わります。積極的に自炊することを考えている場合は容量150L前後のモデルを選びましょう。

電子レンジ、オーブンレンジ

冷凍食品や残り物などを温める程度であれば安価な単機能電子レンジで十分です。一方、本格的に自炊をしたりお菓子づくりをしたりする場合はオーブンレンジが必要になります。

洗濯機

一人暮らしの場合は容量5~6kg程度が適しています。防犯のため、あるいは寒冷地のためなどの理由で洗濯物を外干ししない場合には、乾燥機付きのモデルを選ぶと便利です。

炊飯器

多くの場合、一人暮らしでは米を一度にあまり多くは炊かないでしょう。そのため炊飯器は3合炊きモデルが適しています。炊飯器を使わずに土鍋や圧力鍋で炊くことも可能です。

冷暖房設備

エアコンや扇風機、ホットカーペットなど、時期によりさまざまなものを使用します。部屋の広さや周辺の環境によって適したものが変わります。

いすと合わせて使用するタイプとちゃぶ台のように床に直接座るタイプがあります。後者の場合は脚をたためるモデルにすると、収納しやすくなり空間を広く使えます。

アイロン

日常的にスーツやワイシャツを着る場合には欠かせません。同時にアイロン台の用意も必要です。

調理器具・食器

一人暮らしをきっかけに料理を始めようと考える人は少なくありません。調理器具や食器も多すぎるとかさばるため、どうしても必要なものを必要な量買い足していきましょう。

片手鍋と両手鍋を揃えておくといろいろな用途で使えます。パスタ類を茹でられる深鍋もあると自炊がしやすいでしょう。

フライパン

直径24cm程度でフッ素樹脂加工されているものがおすすめです。一緒に蓋も揃えておけば蒸し料理に使用することもできます。

まな板

大きすぎるとかさばり台所が使いづらくなるため、使いやすくしまいやすいものを選びましょう。プラスチック製が衛生的です。

包丁

使いやすいものはファインセラミック製の三徳包丁です。簡易的なものでも研ぎ器があると長持ちします。

ボウル、ざる

自炊する場合は大中小の三種類を揃えておくと便利です。それぞれ同じ大きさのざるも用意しましょう。

おたま、フライ返し

鍋やフライパンと合わせて頻繁に使用します。フッ素樹脂加工をはがさないようにシリコン製のモデルを使用しましょう。

計量カップ、計量スプーン

材料や調味料などの分量を測るうえで必ず使います。料理本やレシピサイトを見ながら料理を勉強する場合には欠かせません。

ヤカン

自炊をしない場合にもお湯を沸かすために役立ちます。一人暮らしでは容量1L程度のものが便利に使えます。

茶碗

ご飯や汁物を食べるために欠かせません。多人数の来客が見込まれる場合はある程度の数を用意しておきましょう。

皿、丼、コップなど

大皿、平皿、小皿、丼など、料理の内容や人数によってはまとまった数を使用します。コップは耐熱のマグカップが最低一つあると便利です。

その他

しゃもじ、菜箸、スプーンなど、普段食べるものや用途に応じて順次揃えましょう。

掃除・洗濯用具

掃除や洗濯のような衛生管理は大切です。特に一人暮らしでは体調の変化に気づきづらいため、普段から身の回りを清潔に維持するよう心がけると良いでしょう。

洗剤

掃除用はトイレ用や台所用など多くの種類があります。洗濯用も柔軟剤や漂白剤を併用するため、種類が増えやすい点に気をつけましょう。

雑巾、スポンジなど

掃除効率と衛生管理を考えて、用途と場所に応じて複数種類用意しておきます。雑巾は古いタオルでも構いません。

ゴミ袋

自治体によっては指定のゴミ袋を使用する必要があります。意外に大きな出費になることもあるため、むやみに使い過ぎず節約に努めましょう。

物干し竿

洗濯ものを乾燥機にかけてもしっかり乾かないことは少なくなく、完全に乾かすためには直接干す必要があります。部屋干しする場合は物干しスタンドの用意も必須です。ある程度の数の洗濯ばさみも調達しましょう。

洗濯ネット

一部の衣類はそのまま洗濯すると型崩れしてしまうため、衣類を守るために欠かせません。ほかの衣類と絡まるのを防ぐこともできます。

その他

引っ越したばかりの家でもすぐに欲しい道具はほかにもあります。個々人の生活環境や方針によっても変わるため、自分の生活をイメージして何が必要か考えてみてください。

カーテン

保温と防犯の両面で有用です。人にもよりますが、部屋が暗ければ睡眠の質も良くなるので、灯りを通さない遮光カーテンがおすすめです。

ゴミ箱

ゴミ袋を直置きしていると、ゴミがこぼれたり臭いが周辺についたりする可能性があります。特に生ゴミ用のゴミ箱は蓋つきのものを選びましょう。

その他

トイレットペーパー・シャンプー・歯ブラシなど、多くの日用品がすぐ必要になります。

一人暮らしの引越し向けプラン

一人暮らしを始めるために引っ越す場合、家族世帯とは荷物の量や準備に動ける人数などで差があります。そのため、多くの引越し業者は単身者向けのサービスを設けています。この章では単身者向けサービスの詳細や、そのほかに一人暮らしの引越しに役立ち得るサービスを紹介します。

単身者サービス

単身で引っ越す場合には、概して家族世帯の引越しよりも荷物が少なくなります。そのため、引越し業者は輸送コストが少なくなる分単身者向けの料金を割安にしています。業者ごとにサービスの名称は異なりますが、大きめのかご付き台車に荷物を載せることで複数人の引越し客の荷物を同時に運べる仕組みです。

なお、特に荷物が少ない場合は自分で直接運ぶ手段もありますが、プロである引越し業者にお願いする場合と比べて不便に感じる点も多いでしょう。

梱包・荷ほどきサービス

引越し業者によっては、荷物の運搬だけでなく梱包や荷解きも代行するサービスがあります。引越しを考えているものの仕事や育児で時間がとれない人や、一人暮らしを始めるにあたり引越しの人手もノウハウもない人などに適しています。料金は通常より高くなる点や貴重品や危険物などが対象外になる点などは注意が必要ですが、上手く使うことで引越しの大きな助けになるサービスです。

女性用サービス

プライバシーの観点などから、女性の引越しスタッフに作業を頼めるサービスを利用する人もいます。とはいえ、引越し業者は男性が多いため、いつでも女性スタッフのみで訪問できるとは限りません。女性スタッフを手配するために予約可能な日時に制限がかかる場合もあり、料金も割高となっています。こういったデメリットがあるとしても、「引越しとはいえ男性に家に入られたくない」、「男性に運んでほしくない荷物がある」といった場合には、女性スタッフがいることによる大きな安心感を得られるサービスです。

まとめ

一人暮らしの引越しで考えるべき手順や注意事項、また、早くから必要になる道具や一人暮らしの引越しに役立つサービスを紹介しました。特に初めての一人暮らしは強く思い出に残るものです。一人暮らしの始まりである引越しで失敗して悪い思い出にならないように、万全の準備をして納得できる引越しをしましょう。