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多くのお金がかかる引越しでは、可能な限り出費を抑えたいと考える方も多いでしょう。引越しは時期や手段などを工夫すればコストダウンが可能で、金銭的に余裕を持って新生活を始めることができます。この記事では、安く引っ越すためのさまざまな工夫と、引越し費用の概要を紹介します。

引越し費用について

引越しを安く行うためには、まず引越しの際に支払う費用について詳しく知っておくことが重要です。同じ距離・荷物量の引越しでも、引っ越す時期により引越し費用は大きく変わります。引越し業者の需要が増える繁忙期は、費用面だけでなく予約がとりづらい点にも注意しましょう。なお、引越し費用は国で定められた「基準運賃」と引越しに必要な費用が含まれる「実費」、そして追加でサービスを受けるときに必要な「オプション料金」の合計により決まります。以下で具体的な引越し費用についてみていきましょう。

繁忙期と通常期

引越し費用はさまざまな要因で決まりますが、そのなかでも引越し時期による費用の差は大きいです。引越し業界は3月中旬~4月上旬に繁忙期を迎え、費用が大きく上がります。年度の境目の卒業・進学・就職など機に多くの人が引っ越すことが理由です。

繁忙期以外の時期は比較的引越し費用が安く、なかでも閑散期にあたる11~1月は特に安くなります。引っ越す時期の調整が可能であればぜひ検討したいところです。

基本料金

引越し費用の基本料金は「基準運賃」と「実費」で構成されています。

基準運賃

国土交通省で定められているトラックの運賃です。時間制・距離制という2種類の運賃が設けられており、引越しにともなう移動距離が100km以内の場合は時間制が、100kmを超えたら距離制が適用されます。時間制では引越し時間が既定の時間を超えると次の料金帯に移行して、距離制では移動距離が長くなるほど費用も加算されていく仕組みです。基準運賃は国で定められているため、どの引越し業者でも大きな差が出ません。

実費

引越し作業に求められる費用の多くが実費に分類されます。具体的にはスタッフの人件費やトラックの使用料金、高速道路の通行料などです。引越し業者に依頼する荷物が増えると必要なスタッフの人数やトラックの大きさ・台数も増えるため、実費が増えて費用の増加に繋がります。実費に含まれる項目が多い分、さまざまな工夫でコストカットが可能です。

オプション料金

多くの引越し業者は引越し作業の際にさまざまなオプションサービスを設けており、依頼者は有料で各種サービスを追加で受けられます。引越し業者に支払う費用は、基本料金にオプション料金を加えた金額です。

オプションの種類は業者ごとに多種多様です。多くの業者が扱っている有料サービスとして、不用品の処分やエアコンの移設工事、荷造り・荷解きなどが挙げられます。人によっては不要なサービスが付いてくることもあるため、契約の際には本当に必要なオプションを選択できているか再度見直しましょう。

安く引っ越す工夫

引越し費用を節約するためにはさまざまなコツがあります。まず、引っ越す時期や時間帯が変わると引越し業者の費用も変わり、運ぶ荷物を減らすことでも費用を削減できます。また、業者を選ぶときは引越し先の距離を考慮してお得な業者を検討しましょう。さらに、安く引っ越せるプランの活用や引越し業者を利用しない引越しを考える場合は、メリットとデメリットをよく理解しておく必要があります。

繁忙期を避ける

引っ越す時期を調整して繁忙期を避ければ、場合によっては引越し費用を大幅に抑えることが可能です。引越し業界の繁忙期である3月中旬~4月上旬は需要増加に伴い費用が上がります。混雑で予約がとりづらくなったりスタッフの多忙から引越しサービスの質が落ちたりする可能性があるため、なるべく繁忙期を避けたほうが金銭面以外の点からも満足度の高い引越しが期待できるでしょう。また、繁忙期以外の時期は交渉により業者が値下げしてくれる場合もあります。費用の交渉をする場合は、閑散期にあたる11~1月が特におすすめです。

午前中以外を選ぶ

時間帯を選ぶことでも引越し費用の節約が可能です。一般的に引越しの需要は午前中が高く、その分費用も午前中の引越しの方が高い傾向にあります。引越し業者に依頼するときは午前中ではなく午後や夜、あるいは時間指定をしないフリー便で予約すると費用が安くなります。

午前中以外に引っ越すときは引越し作業の開始が前の依頼者の作業終了後になる関係上、開始時間帯が不安定になる点や終了時刻が遅くなりほかの準備ができなくなる点などに注意しましょう。余裕のあるスケジュールを組むことが重要です。

荷物を減らす

引越しの際には荷物を減らすと費用も減らせます。引越し業者は見積もりのときに荷物の量を計り、運搬に適したスタッフの数やトラックの大きさなどを決めています。そのため、荷物の量が多いとそれだけコストがかかり、結果的に費用が高くなるのです。荷物が少なければスタッフやトラックにかかるコストが減り、費用の節約が可能です。荷物を減らすと金銭面だけでなく「梱包や運搬の手間が減る」、「精神的にすっきりする」といったメリットも期待できます。

また、荷物を減らすためには不用品を積極的に処分する必要があります。家庭ごみや粗大ごみとして捨てるだけでなく、知人に譲ることや、フリマアプリで出品することなどさまざまな方法で処分を考えてみましょう。

引越し距離に応じて業者を選ぶ

引越し業者を選ぶときは、引っ越す距離によって業者の規模を変えるとお得になるケースがあります。近距離と遠距離のそれぞれについて、おすすめの業者規模は以下のとおりです。

近距離

隣の県や地方内など近距離の引越しでは、大手業者より中小規模の業者に依頼したほうがメリットを得られる場合があります。中小業者は地元に密着しており半ば「便利屋」としての活動もあわせて行っていることが多く、土地勘があり融通も利きやすいという利点があります。また、費用や日程などもある程度自由度高く交渉できるでしょう。また、人員が少ないため常に同じスタッフが同じ顧客と対応するケースが大半なので、情報の食い違いが起こりづらくなるという効果も期待できます。

遠距離

地方をまたぐような遠距離の引越しでは、大手業者の利用をおすすめします。大手業者は全国に拠点があり、どこにでも配送できるネットワークを確立しています。知名度の高い業者が多い分信頼性も高く、安心して引越しを任せられるでしょう。また、遠距離の引越しにおける大手業者の利点として「定期便」の存在も挙げられます。大手業者は全国の各拠点同士で定期的に荷物を運んでおり、長距離輸送を低コストで実現しているのです。

各業者のパックを利用する

引越し業者がそれぞれ提供しているパックやサービスを利用する方法もあります。ここでは多くの業者で利用できる2つのサービスについて、それぞれメリットと注意点を紹介します。

混載便

引越し業者によっては「混載便」というサービスを利用できます。荷物運搬中の引越しトラックの多くは中身が満載されておらず、ある程度の空きがある状態で走っています。混載便は複数の依頼者から荷物を預かり同じトラックにまとめて載せることで、トラックの空きスペースを解消してより効率良く運搬し、費用を抑えられるサービスです。
混載便を利用する際は、到着日時の指定ができない点に注意しましょう。複数の荷物を一つずつ目的地まで運ぶため、比較的長い時間がかかります。

単身パック

一人での引越しで荷物が少ない場合、多くの業者では「単身パック」を利用できます。依頼者ごとに専用のコンテナが貸し出されて、コンテナに収まる量の荷物だけを運搬できるサービスです。混載便と同様に複数依頼者の荷物をまとめて同じトラックで運ぶため、コストを削減できます。
単身パックのデメリットとして、荷物のサイズに制限がある点が挙げられます。コンテナに収まらない荷物を運ぶためには追加料金が必要になり、多くの場合梱包資材も提供されません。

引越し業者以外を利用する

引越し業者を利用せずに引っ越すことも可能です。ただし、引越し業者に依頼するよりも安く引っ越せる可能性がある一方で、引越しのプロである引越し業者を利用しないデメリットも多くあるため注意が必要です。

宅配業者に依頼する

荷物を宅配便として新居宛に送る引越し方法です。時期を問わず費用が安定しており、引越し業者より安く運べる場合も少なくありません。
ただ、宅配便を使う場合はあまり大きな荷物を送れないという問題があります。宅配便で運べるダンボールはサイズが決まっており、最大サイズのダンボールに入らない大型家具や家電などは送れません。また、ダンボール自体も宅配業者から購入すると割高なため、費用を節約するためには自分で用意する必要があります。さらに、宅配便は引越し業者ほど荷物をしっかりと養生してくれないため、荷物や建物が傷つく危険性も高まります。

自力で引っ越す

マイカーやレンタカーなどを利用して自分で新居まで荷物を運ぶ方法です。各業者への依頼の必要がないため、安く引っ越せるだけでなくスケジュールも自由に決められます。
一方、自力での引越し、引越し業者に依頼する場合より手間がかかります。たくさんの荷物を車に積み込み慣れない新居まで運転していくのは、想像以上に負担が大きく、またレンタカーを利用する場合は借りて返すという手間も加わります。特に大きな荷物の運搬は大変な作業で、万が一荷物自体や家の壁などに傷をつけてしまっても補償がありません。さらに、新居に到着後も荷物の搬入や家電の設置などに苦労する可能性があります。

まとめ

引越しの費用に関する概要と安く引っ越すための工夫を紹介しました。引越し後の新生活でも多くのお金が必要になるため、引越しにかける費用はなるべく節約したいところでしょう。これまで紹介したポイントを踏まえて賢く引っ越せばある程度のお金が節約できます。さまざまな工夫を凝らして、少しでもお得な引越しを実現してください。