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車と電卓

引越しの際に車をどのように移動させるか悩む方も多いのではないでしょうか。近場であれば自分で運転していけるものの、遠方の場合や複数の車を所有している場合は自力で引越し先に移動させるのは簡単ではありません。そこでこの記事では、引越しの際に車を移動する方法や業者に依頼する前に知っておきたいこと、なるべく安く輸送してもらうコツ、車の輸送費の相場についてご紹介します。

引越しの際に車を移動する方法

引越しで車を新居まで移動させるには主に3種類の方法があり、それぞれかかる手間や費用が異なります。近距離ならば自分で直接運転していく方法が安上がりですが、長距離では引越し業者や自動車輸送業者に依頼した方が安心です。自分の引越し距離や予算などを考えて、納得できる方法を選びましょう。

自分で運転する

車を新居に運ぶのに最も単純な方法は、新居まで自分で車を走らせることです。ガソリン代以外にお金がかからず、また自分自身も新居に移動できるため、費用と手間がかかりません。車に載せられる範囲である程度の荷物を運ぶこともできます。特に近距離で引っ越す場合は、ほかの輸送方法と比べて圧倒的に費用を抑えられるでしょう。

しかし、長距離で引っ越す場合はあまり効率が良いとはいえません。車で長距離を移動するとガソリン代や高速料金がかさみ、結果的に費用が高くなることがあります。また、長距離の運転で疲労がたまり、事故を起こす危険性も0ではありません。さらに、到着までの所要時間が渋滞などで大きく変動する可能性もあるため、引越し業者の搬入作業に間に合わない可能性もあります。

引越し業者に依頼する

引越しを依頼した業者に車の輸送を頼むこともできます。ほかの荷物と同時に輸送を申し込むため手間がかかりません。長距離の引越しでは車の輸送もほかの荷物と同様に引越し業者に任せて、自分自身は飛行機や新幹線などで新居に向かうと早く快適に移動できます。

引越し業者に依頼する場合の注意点として、費用が割高な点が挙げられます。多くの引越し業者は車の輸送を提携業者に委託しており、費用に仲介手数料が追加されます。また、引越し業界の繁忙期にはさらに費用が上がる場合もあるため事前に確認しましょう。なお、費用は車種によっても変わることがあります。

自動車輸送の専門業者に依頼する

自動車の輸送を専門に扱う業者への直接依頼も可能です。依頼手順は業者により異なりますが、基本的には電話やFAXなどで申し込み、料金支払いを済ませてから車を引き取ってもらい、目的地まで運んでもらいます。

メリットとして、引越し業者より費用が安くコストと手間のいずれも抑えて輸送できる点が挙げられます。さらに業者によっては、有料のオプションで登録納車・住所変更・名義変更といった引越しに伴う手続きの代行も行ってくれます。一方デメリットとして、引越し業者と別個に依頼する手間がかかる点や、車内の荷物によっては輸送できない点などには注意が必要です。

業者に依頼する前に知っておきたいこと

スムーズに車の輸送を依頼するために、依頼前にいくつか押さえるべきポイントがあります。まず、輸送にはある程度日数と費用がかかるため、あらかじめ余裕を持たせておくとともに、事前に輸送完了までの流れを把握しておきましょう。また、車内の荷物は可能な限り空にして、場合によってはガソリンも抜いておく必要があります。なお、車体が改造されていたり損傷していたりすると、費用が高くついたり場合によっては輸送を拒否されたりする可能性もあります。

輸送の流れを理解する

車の輸送を依頼するときは、あらかじめ輸送の流れを把握しておくとスムーズに進められます。引越し作業中は車の輸送以外にもやるべきことが多くあるため、効率の良い行動を心がけましょう。

まずは業者への連絡ですが、基本的に電話・FAX・インターネットのいずれかの手段で連絡できます。連絡後は日程や車の情報、輸送先や費用などを打ち合わせ、書面で正式に契約する流れです。費用は銀行振り込みなどで支払いましょう。納車日になったら業者に車を引き渡しますが、業者の営業所まで車を持っていく、業者のスタッフが訪問して車を自走させて持っていくなどのパターンがあります。目的地に移動したら、現地で車を受け取って輸送完了です。

日数と費用がかかる

業者に依頼すると、自分で運ぶよりも時間とお金がかかります。自分で運べばすぐに出発・到着が可能で、費用もガソリン代や高速料金程度で済みます。一方、業者に依頼した場合はほかの利用者の車と一緒に運ばれるため時間がかかり、スタッフの人件費などの影響で費用も高くつきます。日数についても、業者の場合は複数の車を一度に運ぶ関係で、基本的に依頼してから到着までに数日かかります。そのため、引越し先ですぐに使う用事がないか、忘れずに確認しておきましょう。なお、地方を複数またぐような遠方への輸送では、陸送する車を途中の都市で変えることがあり、所要時間と費用がさらに増えるため注意が必要です。

車の中を空にしておく必要がある

業者に車の輸送を頼むときには、車内やトランクなどに荷物を入れないようにしましょう。荷物を入れたまま依頼すると、輸送中に運転しづらかったり紛失・破損したりとトラブルの原因になります。車内の荷物は基本的に補償されないため、特に貴重品や壊れやすいものは必ず降ろしてから車を預けましょう。また、運転に支障が出るタイヤなどの大きな荷物も積んでいてはいけません。そのほか、ベビーシートは座席にしっかりと固定するというのも大切なポイントです。荷物を大量に積んでいて輸送を拒否された結果、車を受け取りに行かなくてはならなったということもあるようなので、車内はできるだけ空にしてから引き渡しましょう。

ガソリンを抜いておかなければならない場合もある

車の輸送は、自走するだけでなく輸送用のキャリアカーに載せるというケースもあります。車をキャリアカーに載せるときには、タンクからガソリンを抜いておかなくてはなりません。ガソリンを入れたまま運ぶと、何かの拍子にガソリンが漏れて引火する恐れや、漏れたガソリンがほかの車や荷物などを汚す可能性などがあるからです。同時に、ガソリンを抜くと車が軽くなり輸送コストを下げられるという利点もあります。

ガソリンを抜く際は、ガソリンをこぼしたり、気化したガソリンに引火させたりする事故に注意が必要です。ガソリンスタンドやカーディーラーに頼むか、輸送業者によってはガソリン抜きも行ってくれるため車輸送と一緒に業者に依頼しましょう。

状態によっては輸送できない車もある

車を改造していたり大きく損傷していたりすると、業者によっては輸送の費用が高くついたり輸送を断られたりする場合があります。なかでも「ローダウン車」や「シャコタン」などと呼ばれる車高が極端に低い車は、キャリアカーに積む際に車体下部を擦る可能性があります。そのため、自走で運ぶか専用の輸送車両を使用する必要があり、費用が高くなる傾向にあります。依頼したい業者が自分の車に対応しているか、事前に調べておきましょう。

なるべく安く輸送してもらうコツ

引越しでは多くのお金がかかるため、車の輸送についてもできるだけ費用を抑えたいと思うでしょう。輸送費用を抑えるためにはいくつかのコツがあります。どの手段もある程度の手間がかかりますが、その分出費を減らすことができます。引越し作業全体のバランスを考えつつ、手を抜かないことが大切です。

車を近くの業者の営業所に持ち込む・取りに行く

通常、車の陸送は各地の営業所を経由して依頼者が指定した場所まで車が届けられるので、自分から営業所に車を持ち込んだり、取りに行ったりすることで輸送コストを抑えて安く輸送できます。この場合は、前もって業者に車を持ち込む・取りに行く旨を伝えておきましょう。

また、営業所に直接行くと、引き渡しや受け取りの時間帯をある程度自由に決められます。引越しのタイミングに合わせて受け取りができれば、引越し作業全体の効率化に繋がるでしょう。

早めに予約する

輸送業者の利用予約はなるべく早めにとりましょう。引越しに合わせて車の輸送や買い替えを行う人が増えるため、車の輸送は引越しの繁忙期と重なる2~4月頃に繁忙期を迎えます。繁忙期になると予約がとりづらくなり、また繁忙期の輸送依頼をギリギリに申し込もうとすると、利用できる時間が限られたりする可能性が高くなります。少しでも安く確実に予約したいなら、引越しの数ヶ月前から依頼しておくと安心でしょう。

陸送会社に依頼する

車の輸送は引越し業者と専門の陸送会社に依頼できますが、より安く運びたい場合は陸送会社を選びましょう。引越し業者の提供する車輸送サービスは専門業者に輸送を委託することが多く、仲介手数料が発生し有料のオプションサービスの扱いになります。一方、直接陸送業者に依頼すると仲介手数料がかからないため、その分費用を抑えられるという仕組みです。また、車の輸送を専門に扱う陸送業者ならば、依頼の際に車の輸送時のポイントを聞くこともできます。引越し業者と別に依頼する手間はかかりますが、得られるメリットも大きいでしょう。

車の輸送費の相場

車の輸送費用は車の状態や輸送距離、時期などにより変わります。

自走できる一般的な乗用車を通常期に東京から大阪まで運ぶ場合

専門業者ではおよそ4~7万円ほどの費用が必要です。引越し業者に依頼する場合は1万円ほど高くなります。

途中で船も必要になる東京・沖縄間の輸送の場合

専門業者でおよそ8~14万円が相場で、引越し業者に依頼すると多くの場合これに2万円ほど追加されます。引越し業者によってはより安く運べる場合もあるようです。

故障などで自走できない車の輸送の場合

故障などで自走できない車は「不動車」と呼ばれ、通常の費用に比べると1.5~2倍ほど高くなるため注意が必要です。

まとめ

今回は引越しに伴う車の移動方法や知っておくべきポイント、安く運ぶコツや輸送の相場をご紹介しました。車は多くの人にとって引越し後も欠かせないアイテムですが、輸送には手間と費用がかかります。この記事を参考に、時間にもお金にも余裕のある、自分に適したプランを考えてみてください。