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手土産

引越しするときには、旧居と新居のそれぞれで近所に挨拶するのが一般的です。引越しの挨拶は、これまでの感謝を伝えたり今後良好に付き合ったりするためにとても重要です。引越しの挨拶では各家庭にちょっとした手土産を持参します。さまざまなジャンルのものが手土産に選ばれますが、特にお菓子がおすすめです。この記事では、引越し挨拶の手土産にお菓子をおすすめする理由と適したお菓子の種類などを解説します。

引越し挨拶の手土産に向いているもの

引越し挨拶の手土産にはさまざまなものが選ばれます。よく選ばれるものはタオル・洗剤・ティッシュペーパーなどの日用品です。誰でも頻繁に使うものなので数があっても困らないというのがメリットです。また、米やお茶などの食品も人気です。日用品と同様に多くの人が日常的に消費するもので、品種までこだわるとより喜ばれるでしょう。

日用品や食品と並んで、もしくはそれ以上に人気なのがお菓子です。日用品や米などと同様に多くの人に好まれるだけでなく、日用品と違ってすぐ消費でき保管場所に困らないというメリットがあります。価格帯や種類も米やお茶以上に豊富で、相手の年齢や人数などに合わせて調整しやすい利点もあります。旧住所の特徴的なお菓子を選べば渡したときの会話も弾むでしょう。

引越し挨拶に適したお菓子の種類

世の中には非常に多くのお菓子がありますが、なかには引越し挨拶に適していないものもあります。期限切れの心配が少ない日持ちするものや、広く好まれるオーソドックスなものを選び、同時にアレルギーにも注意しましょう。引っ越した季節に合うお菓子を選ぶのも一つの手です。

日持ちするもの

手土産のお菓子はある程度日持ちするものを選びましょう。相手がもらってすぐに食べるとは限らず、訪問時に留守の可能性もあるためです。また、冷蔵・冷凍が必要なものも避けましょう。相手の冷蔵庫内を圧迫してしまうため負担になる恐れがあります。生ものや要冷蔵のものではなく、常温で長期間保存できるクッキーや煎餅などの焼き菓子類が手土産には適しています。

オーソドックスなもの

濃厚な味や強い匂いなどを持つ個性的なお菓子は好みがわかれやすく、相手に気に入られず迷惑になってしまう可能性があります。また、アルコールやカフェインが入っているものも相手の体質によって食べられないことがあるため、避けた方が無難です。多くの人に気に入られやすい定番のものであれば失敗する可能性は低くなるでしょう。

アレルギーが少ないもの

お菓子は食品のため、選ぶ際にはアレルギーにも注意が必要です。お菓子によく使われる卵・牛乳・小麦はいずれも主要なアレルゲンで、ナッツ類のように重症化しやすいものも使われていることがあります。重症化の危険がある食材を使っているものは極力避けて、どうしてもアレルギーの問題があるものを選ぶ場合には、渡す際に家族がアレルギーを持っていないか確認すると良いでしょう。

季節に合ったもの

お菓子選びに余裕があれば、引越しの時期に合わせたものを選んでみましょう。手土産にさりげない季節感を持たせれば、相手により喜んでもらうことができるかもしれません。季節感と味とで二度楽しめる季節のお菓子で、近所で暮らすことになる相手に好印象を持ってもらえるでしょう。

引越し挨拶に適したお菓子の選び方のコツ

引越し挨拶の手土産用にお菓子を選ぶ際は、まず新居の周辺住民について考えましょう。若者が多ければ洋菓子、家族世帯中心ならば数が多いものなどと、ある程度種類を絞り込めます。数のあるお菓子を選ぶ場合は個包装されて小分けにできるものを選ぶと何かと便利です。また遠距離に引っ越す場合には、新居周辺に売っていないような旧居周辺での銘菓などを選ぶと喜ばれるかもしれません。

周辺の年齢層で和菓子か洋菓子かを決める

新居周辺に住む人の年齢層や家族構成を考えると、手土産のお菓子を決めやすくなります。学生街や新興住宅地などでは若い世帯が多いため、クッキーやバウムクーヘンなどの洋菓子がおすすめです。一方、閑静な住宅街で一戸建てに引っ越すなら、近隣には年配者が多い可能性があります。この場合は煎餅や羊羹など甘さ控えめの和菓子がおすすめです。

お菓子の数については家族構成から考えます。家族世帯が多い地域ではある程度の数があるものを選び、単身世帯中心ならば少数のものを用意しましょう。新居周辺の住民層を調べたり不動産業者に聞いたりしておくことをおすすめします。

小分けにできるものを選ぶ

ある程度の数があるお菓子を選ぶ場合、一つずつ小分けにできるものを選ぶと便利です。包丁などで切らずとも、相手の人数に応じて取り分けて手軽に食べてもらえます。また、さまざまなお菓子の詰め合わせを選べば、一度に複数の味を楽しんでもらうことも可能です。小分けにできるお菓子はクッキーや煎餅など保存のきくものが多いこともメリットです。場合によっては受け取った側がお裾分けすることも可能なので、近所関係のさらなる広がりも期待できるかもしれません。

旧住所の名産品を選ぶ

別の県や地方に行くような遠距離の引越しでは、旧住所の街にあった銘菓や名産品を選ぶと話題作りや印象付けに効果的です。旧住所の街に行ったことのある人が少なければ、多くの人が珍しいお菓子に興味を持ってくれるでしょう。お菓子から土地の話へと話題を広げていくこともできます。

一方で、新居周辺で売っているお菓子は近隣住民も見慣れており、値段をすぐに察することができたり手抜きの印象を持たれたりしてしまいます。奇をてらい過ぎない範囲で、新居周辺では珍しいと感じられるようなお菓子を選びましょう。

引越し挨拶でのマナー

手土産は近隣住民に挨拶をするときに渡しますが、挨拶はさまざまなマナーを守って行う必要があります。引越し作業より早い日中に挨拶して、のしをつけた手土産を渡します。挨拶すべき範囲は一軒家と集合住宅で変わるためそれぞれに合わせましょう。相手先の留守が何度か続いたら、手紙を書いて郵便受けに入れておきます。挨拶の段階で悪印象を持たれてしまわないように、相手に失礼のない挨拶をしましょう。

引越し作業開始前に挨拶する

引越し挨拶は作業を始める前に行うのが良いでしょう。引越し作業では荷物の運搬に伴い騒音やエレベーターの占有、トラックでの道ふさぎなどが発生して近隣住民に迷惑がかかります。また、引越し当日からしばらくは各種手続きなどで慌ただしくなるため、近所に挨拶するだけの余裕がないことが多いです。引越し作業よりも前に挨拶することで、引越し作業でかかる迷惑をあらかじめお詫びしておくことができます。可能であれば引越し当日から数日前に挨拶しておきましょう。

挨拶する範囲は一軒家と集合住宅で異なる

挨拶に回る近隣住宅の範囲は一軒家と集合住宅とで異なります。一軒家の場合は「向こう三軒両隣」という言葉のとおり、道を挟んだ向かい側の3軒と隣に建っている2軒が挨拶の対象です。できれば裏手で接している家とその両隣の3軒にも挨拶しておくとなお丁寧です。

一方、集合住宅の場合は一軒家より少なく、両隣と上下の計4軒を対象としましょう。余裕があれば同じ階に住むほかの住人にも挨拶するとベターです。集合住宅は騒音によるトラブルが一軒家より起こりやすいため、事前に顔見知りの関係になっておくことでトラブルの発生を少なくするよう心掛けましょう。また、同じ建物内に管理人が住んでいる場合は一緒に挨拶します。エレベーターを占有する旨の連絡やゴミ出しの方法確認などもあわせて行いましょう。

手土産にのしをつける

お菓子などの手土産を渡す際には「のし」を付けます。のしには「内のし」と「外のし」がありますが、引越し挨拶のような相手に直接渡す場合は外のしを使用します。

のし紙は挨拶品に直接巻くように貼り、のし紙の水引は、何度起こっても良いものに使う「紅白蝶結び」を選びましょう。上部には表書きとして「ご挨拶」あるいは「粗品」と太いペンで書きます。ペンはできれば筆ペンか本物の筆を使用し、最後に水引の下に自分の名字を小さめに書けばのしの用意は完了です。余裕があれば、のしとは別に挨拶状も用意するとより好印象を与えられます。

日中に挨拶する

引越し挨拶のための訪問は日中に行いましょう。夜間や早朝の訪問はマナー違反であり、相手に不信感を持たれてしまう可能性があります。日中でも朝や昼、夕方は食事時なので同じく控えた方が良く、平日は留守の可能性が高くなるため、挨拶のタイミングは土日の昼前や午後、夕前が最適です。

挨拶に行ったら、簡単な自己紹介と引っ越してくる日時、当日迷惑をかけるかもしれないことなどを伝えて手土産を渡します。迷惑にならないように、あまり長い時間はかけないようにしましょう。

留守が続いたら手紙を書く

挨拶に行った先がちょうど留守であれば、日を改めて再度訪問しましょう。何度か留守が続いた場合は、手紙を書いて手土産と一緒に郵便受けに入れておけば構いません。手土産が郵便受けに入らない場合は玄関のドアノブにかけておきましょう。

手紙には家の場所と名字、簡単な挨拶と引越し当日に迷惑をかけたとお詫びする内容を書くのがマナーです。子どもがいる場合はその旨も伝えることをおすすめします。

まとめ

この記事では、引越し挨拶の手土産におすすめできるものと、お菓子の種類や選び方のコツ、そして挨拶の際に守るべきマナーを紹介しました。引越し挨拶の手土産にはバリエーション豊富な食品であるお菓子がおすすめです。日持ちするオーソドックスなものを選び、アレルギーや季節にも気を配りましょう。また、お菓子を選ぶ際には新居周辺の年齢層や家族構成を調べておき、お菓子のジャンルや個数などを考えるのも重要です。熟考して選んだお菓子にはのしをつけて、挨拶のタイミングや範囲などのマナーにも気を配りましょう。

美味しいお菓子は人を笑顔にして、人間関係も良好にしてくれます。新天地で円満な近所付き合いをするために、ぜひこの記事を参考に手土産選びを進めてみてください。