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引越しの挨拶品のタオル

新しい住居に引っ越すときに、挨拶とともに手渡す手土産。何を渡したら喜ばれるのか、何に気をつけたらいいのか、どのような場所で購入すればいいのか、などと困った経験はありませんか。初めて会う方に渡すものですから、良い印象を持たれるものをお渡ししたいですよね。この記事では、おすすめの挨拶品からそれにまつわる疑問点までまとめて解説します。

「挨拶品」とは?

挨拶品を渡すことは義務ではありませんが、「これからお世話になります」という気持ちを表す贈り物として、挨拶とともに手渡すと良い印象を持ってもらえます。ご近所関係を円滑にさせるためにも、まずは挨拶品をどのタイミングで渡したら良いのか、そして挨拶をする範囲はどこまでが一般的なのかをおさらいしていきましょう。

挨拶品を渡すタイミング

引越しの前日に行えるとベストです。引越し当日はトラックの搬入や引越しスタッフの出入りがあり、どうしても騒音などが発生してしまいます。引越しの挨拶とともに事前に引越し作業を行うタイミングを伝えておけば、ある程度気兼ねなく引越し作業をすることができるでしょう。とはいえ、事前の準備が忙しくてどうしても前日に挨拶に行く時間がない!という場合もあるかと思います。その場合は、引越し当日の作業が落ち着いた後か、後日になったとしてもなるべく早めに挨拶を済ませるようにしましょう。

時間帯は午前10時頃から夕食前の午後5時の間が良いでしょう。バタバタと忙しくなりがちな朝方や夜の時間帯は避けたほうが無難です。ただし、もしも日中に訪れて不在だったという場合は時間帯を変えて再度訪れるというのも一つの方法です。

挨拶品を渡す範囲

戸建の場合とマンション・アパートの場合で最適な範囲が異なります。戸建の場合は「向こう三軒両隣」という言葉があるとおり、両隣と向かい側三軒、そして土地を接する真裏のお宅にも挨拶をするのが一般的です。マンションやアパートの場合は、両隣と上下にあたる住戸に挨拶しましょう。戸数が少ない場合はすべてのお宅に挨拶しても良いですが、基本的には「上下左右」が一般的です。

ただし、都心のマンションやアパートは間取りによっては単身世帯が多く、防犯の観点から挨拶回りが必要ないという場合もあります。不安がある場合は、管理人や大家さんに問い合わせてみると良いでしょう。

おすすめの挨拶品

それでは、実際に挨拶回りで手渡す挨拶品を選んでみましょう。どのようなものを選んだら喜ばれるか、というポイントが一番の悩みどころですよね。これからのご近所さんとの関係性を左右する可能性もあるため、慎重に選びたいところです。

日用品

贈答品としてよく候補に挙げられるのは、ちょっとおしゃれなタオルやふきん、スポンジなどのキッチン雑貨です。マグカップや文房具など、日常的によく使われるものを選んでプレゼントするのも良いでしょう。これらの雑貨はもらう側の好みやイメージに左右されることが少ないので、選ぶ側の負担が少ないというメリットもあります。

消耗品

ギフト用サイズの洗剤やティッシュペーパー、キッチンペーパー、入浴剤、石けんなどのいわゆる「消え物」も挨拶品としては定番の選択肢です。男女や世帯問わず欠かせない消耗品はもらって困るということがほとんどなく、使えばなくなるものなので渡しやすいというのも特徴です。一方で、石けんや洗剤など香りのあるものは人によって好みが分かれるので、ラインナップに無香料のものがあればそれを選ぶのが無難です。

お菓子・嗜好品ギフト

「消耗品」にもいえることですが、お菓子や飲み物といった嗜好品のギフトは形として残らないものなので、気軽に手渡せて喜んでもらえるギフトとしておすすめです。特に、遠方から引越しをしてきたという場合はその土地の特産のお菓子などを渡すと挨拶時のちょっとした話題作りにもなり、喜ばれることが多いようです。ただし、食べ物なので賞味期限や消費期限には注意しましょう。生ものなど早く消費しなければならないものを渡してしまうと相手に気を使わせてしまいます。乾き物や焼き菓子など、なるべく日持ちのするものを選びましょう。

ギフトカード・金券

物品を選ぶとなると、どうしても相手の好みがわからなくて迷ってしまう、という場合はギフトカードや金券を包むという方法もあります。ビール券や図書カードなど引き換えられるものが限定されているギフトカードもありますが、多くのコンビニなどで利用できるQUOカードや近くのスーパーのギフトカードなどは相手によってさまざまな使い方をしてもらえるため非常に便利です。挨拶をするときにかさばることもなく、ラッピングも簡単なので「どうしても何を渡すか悩んでしまう」という方はギフトカードがおすすめです。

値段の相場

挨拶品を選ぶにあたって、次に気になるのは相場がどのくらいなのかという点です。相場を把握しておけば選ぶお店や品物をある程度定めることができるので、挨拶品選びに役立ててみてください。

近所への手土産

ご近所さんへ配る挨拶品は、500~1,000円程度が相場といわれています。戸建物件を購入した場合など、その土地に長く住むことが想定される場合はもう少し高い値段設定をすることもあるようです。しかし、あまりにも高い値段のギフトを選んでしまうと、もらう側も「逆に何かお返ししないといけないのでは」と恐縮してしまいます。相手ができるだけ気負わずに済む程度の金額を設定しましょう。

大家・管理人などへの手土産

大家さんや管理人さんは、将来的に何かとお世話になることも多いでしょう。この場合は、ご近所さんよりも少し高めの1,000~3,000円の範囲で挨拶品を用意するのが一般的です。金額を高く設定することが必ずしも感謝の気持ちをより表わすことになるわけではありませんが、ギフトを選ぶ幅も広がるため、少し多めに予算をとってみましょう。

挨拶土産の購入場所

何を買うかと相場まで決まれば、あとは「どこで買うか」です。設定した相場によってどこで購入すれば便利なのかが変わってくるので、じっくり検討してみてください。

百貨店・デパート

挨拶品を購入する場所としてまず挙がるのは百貨店やデパートでしょう。それぞれの百貨店ごとに美しく包装されたラッピングペーパーや紙袋は目を引きますし、商品の品質という点でも申し分ありません。一方で、1,000円以下の品物の取り扱いはあまり多くない場合が大半です。予算と照らし合わせながら選んでみましょう。また、実店舗は都心にあることが多くなかなか行けないという場合でも、最近ではネットショップを開設している場合があるのでネット上で挨拶品を選ぶこともできます。

ネットショップ

Amazonや楽天など、多くのショップが出店しており品物を多数取り揃えているネットショップで購入するのもおすすめです。お祝い品やギフト品を専門に販売しているネットショップもあり、500円前後の低価格帯ギフト品も簡単に選ぶことができます。まとめて購入すれば送料無料になるなどメリットもたくさんありますが、ショップによっては発送から到着まで時間を要する場合があるので、注文は余裕をもって行いましょう。

スーパー

百貨店やデパートほどブランド力はありませんが、スーパーではギフト品の扱いもあり種類も豊富です。スーパーの場合は店舗数が多く、気軽に購入できるというのも利点でしょう。こちらも低価格帯のギフト品が多いので、引越しの挨拶品を選ぶには困ることはありません。また、購入したものをサービスカウンターに持ち込めば、ギフト仕様にもしてくれます。

手土産のその他の疑問点

購入場所の検討がついたら、あとは挨拶品を選ぶだけです。ここでは、挨拶品を贈る際に想定される疑問点をまとめてみました。引越し挨拶は一度きりの行為ですから、失礼のないようにしたいものです。挨拶品を贈る前に、ぜひ以下を一度確認してみてください。

のし(熨斗)の有無

挨拶品を贈る場合は購入先でラッピングなどを施しギフト仕様にしてくれる場合が大半ですが、その場合にオプションとしてつけられるのが「のし」です。のしはフォーマルな贈答品などに用いられる飾りのことを指し、その飾りが印刷されたものが「のし紙」です。贈り物には必ずのしをつけなければいけないわけではありませんが、のしには贈る人の名前を入れる慣習があります。名前を覚えてもらうためにものしをつけて贈るとより丁寧な印象を与えられます。「表書き」とよばれる贈り物の目的を表す部分には、「ご挨拶」と記載すると良いでしょう。

また、のしには「外のし」と「内のし」の二種類があります。外のしは商品の包装の上からのしをかける方法で、直接贈答品を渡すときに適しています。表書きや名前がはっきり見えるので、どのような意図で贈答品を贈るのかすぐにわかることが特徴です。内のしはのしをかけてから包装紙で包むため、開封しないとのしを見ることができません。そのため、宅配などで贈答品を贈る場合にのしが傷つかないようにできるといった意味があります。もともとは、「お祝い事があったのでおすそ分けさせていただきます」という意味合いの「内祝い」で利用されることが多いようです。このため、引越し挨拶の場合は外のしを利用します。

旧居周りでの挨拶土産は必要?

「引越し挨拶」というと、どうしても引越し先の新居での挨拶を連想しがちです。しかし、これまで住んでいてお世話になった旧居のご近所さんへの挨拶も「今までお世話になりました」という気持ちをこめて行ったほうが良いでしょう。相場や購入場所などは新居での挨拶品と同程度で構いません。

こちらも挨拶のタイミングは引越しの前日までに済ませるのが良いでしょう。「当日は搬出の騒音などでご迷惑をおかけします」などと一言挨拶に加えられるとよいでしょう。なお、のしの表書きは旧居での挨拶の場合は「御礼」や「粗品」とするのが一般的です。

まとめ

挨拶品を贈ろうと思っても、いざ選ぼうとすると選択肢が多くて困ってしまいますよね。今回はそんな方のために挨拶品を選ぶ基準やマナーなどを解説しました。引越しの作業は手間がかかるため、引越し前後は時間がなかなかとれないかもしれません。しかし、環境を変え気持ちよく新生活を送るために、まずはご近所さんとの関係性を良くする一歩としてあなただけの挨拶品を選んでみてください。