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梱包する本を確認する男性

数冊程度の本ならばさほど困ることはありませんが、引越しの際に本棚にぎっしりと詰め込まれた本や雑誌をどうまとめようかお困りの方も多いでしょう。何も工夫せずただ本を詰め込むだけでは、大事な本が折れてしまったり傷みが出てしまったりする可能性があります。この記事では、引越しにおける荷造りの方法に加えて、引越しを機に蔵書数を減らしてスッキリさせたい!という方のためにも荷物の処分方法を解説します。新居に持っていく本をじっくり検討して、身軽に引越しができるようにしましょう。

引越しを機に本を整理するポイント

雑誌を定期購読したり、漫画を全巻そろえたりしていて、気づいたら本がたくさん増えていたということもありますよね。「引越し先で本が溢れかえって収納できない!」とならないように、ポイントを押さえて本を整理しましょう。

現在の本の総数を把握する

複数の場所に本を収納している場合、自分がどのくらいの本を持っているか把握しづらいです。まずは自分が所持している本の総数がどのくらいなのか、本棚から取り出して調べてみましょう。

引越しは自分が持っている本の総数を目視で確認する良い機会です。全体を確認することで、整理する方針が見えてくるかもしれませんし、行方がわからなくなっていた本や持っていたことを忘れていた本が出てくることもあるかもしれません。

ジャンルごとに分ける

所持している本の総数が把握できたら、次は仕分けをしてみましょう。本の種類は小説・漫画・雑誌・ライフスタイル本・エッセイ・写真集などさまざまですが、これらをある程度まとめておくことで自分の蔵書の傾向がみえてきます。また、引越し先で本棚に収納したときに、何がどこにあるのか見つけやすくなるというメリットもあります。

捨てる・捨てないの判断を明確にする

ここまできたら、残す本と捨てる本の選別を行います。しかし、どの本も欲しくて買ったはずですから、捨てるという判断を下すのは難しいかもしれません。そこで重要なのが、「この条件に当てはまるから捨てる」という基準を明確に持つことです。たとえば、以下のような本が家の中に眠っていないか確認してみましょう。

  • 何年も読み返していない
  • 表紙を見てもどんな内容か思い出せない
  • 途中で挫折してしまい、最後まで読みきれていない
  • 薄汚れていたり、破れがあったりする
  • 好きな作家だからとなんとなく買った
  • いつか読もうと思ってそのままになっている

これらの条件に当てはまる本は、思い切って手放してみることをおすすめします。お金を出して買ったのに、読みきれずに捨ててしまうのはもったいないと思うかもしれません。しかし、これまで読まずに放置していた本を残しておくことは、いつか捨てるものについて時間を引き伸ばしているだけということになりかねません。

上記以外にも、残す本の条件も挙げておきましょう。特別な装丁や初版本などのもう二度と手に入らない本や、何度も見返したいお気に入りの本がきっとあるはずです。そのような本をうっかり捨てて後悔することのないよう、じっくり考えて選別してみましょう。

電子書籍に切り替えることも検討する

何度も見返したいけれどどうしても整理したい本がある場合は、電子書籍として残しておくという選択肢もあります。

近年ではさまざまなジャンルの書籍が電子化されており、1冊ごとの買い切りシステムのほかにも本が読み放題になるサブスクリプションの配信サービスもあります。電子書籍であれば、荷造りの手間を減らせるのはもちろんのこと、新居でも収納場所に悩むことがありません。また、スマートフォンやタブレットでいつでも読書を楽しめるというメリットもあるので、引越しを機にこれらの方法も検討してみましょう。

本の処分方法

資源ごみとして捨てる

最も手軽な処分方法です。経年劣化や汚れなど品質に問題があり、売る・譲るといった選択肢が難しい場合は思い切って処分してしまいましょう。資源ごみとして捨てる場合、これらの詳細な規則は各自治体によって異なるため、詳しくは各Webサイトを参照するか直接お問い合わせください。

また、大量に捨てる本があって集積場所まで運ぶのが大変という場合は、不用品回収業者にお願いする方法もあります。引き取りの日時を指定できるためスケジュールが調整しやすく、本だけでなくほかの不用品も一緒に回収してもらえるというメリットがあります。

オークションやフリマアプリを使う

本の状態が良く、出版されてから日が浅いような本や需要のありそうな本は、オークションやフリマアプリに出品してみるのも良いでしょう。販売額を自分で設定できるので、買い手が見つかればリサイクルショップや古本屋などの買取業者で査定してもらうよりも高値での取引が期待できます。

出品する本の写真を撮ったり、梱包や発送をしたりといった手間はかかりますが、引越しまで日数があり、手放すからには少しでも元を取りたいと考えている方におすすめの方法です。

古本屋やリサイクルショップで売る

比較的状態が良いものや、オークションで1点ずつ出品するには数が多すぎる場合は、古本屋やリサイクルショップで買い取ってもらうのがおすすめです。近所に実店舗がある場合は直接持ち込んですぐに査定をお願いするのも良いですし、最近はWebサイトで買取申込みを受け付けている業者もあります。

また業者によって得意・不得意の分野があるので、専門書やアンティークな書籍などを適正価格で査定してもらいたい場合は、専門分野に精通している業者に持ち込むのがおすすめです。

寄贈や寄付をする

手放す本を誰かに活用してもらいたいという場合、まだ状態の良い本であれば児童施設・養護施設・病院などの団体に寄贈・寄付するという方法もあります。ただし、児童施設であれば絵本や子供向けの小説本、病院・養護施設なら誰でも楽しめるような一般的な内容の本が求められやすいなど、ジャンルによっては寄贈が難しくなってしまうこともあります。

また、寄贈の受け入れ自体を行っていない場合もありますので、気になる団体があれば事前にWebサイトなどで確認してみましょう。

本の梱包方法

不要な本が処分できたら、いよいよ新居へ運ぶ本の梱包に移ります。ここでは、本を傷つけることなく上手に運搬するためのポイントをご紹介します。

ダンボールは小さめのサイズを選ぶ

本に限らず重いものをダンボールに梱包する際は、小さめのサイズのダンボールに詰めるのがポイントです。大きいダンボールに重いものを詰めてしまうと、持ち上げたときにダンボールの底が重さに耐えきれずに抜けてしまう危険性があります。特に書籍類は非常に重くなるため、底が抜けなかったとしてもダンボールを持ち上げづらくなり作業ペースが落ちることになりかねません。引越し業者から支給されるダンボールは複数サイズで支給されることが多いので、一つにまとめようとせずに複数の小さいサイズのダンボールに梱包して重さを分散させましょう。

なお、複数のダンボールに本を梱包する場合は、新居で収納することも考えてジャンルごとに分別して梱包するのがおすすめです。どのダンボールに何のジャンルの本が入っているのか明確になり、開梱して本棚にしまう際に整理がしやすくなります。

ダンボールの裏は十字にテープを貼る

小さいダンボールを選んだとしても、何十冊と本が集まるとその重さは相当なものとなり、ダンボールの底部を中心に負荷がかかります。そのため、小さいサイズのダンボールが確保できたら、底に十字にテープを貼って補強しておきましょう。テープをもう1本増やして「キ」の字状に貼るとさらに強度が強くなります。

本は平置き(横向き)に入れる

本を梱包する際、いかに負荷がかからない状態でダンボールに詰めていくかが重要です。本を立たせた状態でしまっていくと、運搬する際の揺れやほかの荷物が上に積み上がってしまったときの負荷で傷みやよれに繋がってしまう恐れがあります。

本にダメージを与えないために、平置き(横向き)になるように梱包していきましょう。また、図鑑や写真集など大判で重さのある本は一番下に入れ、文庫本のような持ち運びがしやすいサイズの軽い本を上に重ねていくとダンボールの破損を防げます。

隙間に緩衝材を入れる

本のサイズは異なるため、平置きで本を敷き詰めていくと隙間が生じます。この隙間をそのままにした状態でダンボールに封を閉じてしまうと、運搬時に本が動いてしまい傷やページの折れといったダメージに繋がります。隙間にはしっかりと緩衝材を詰めて、本が動かないように調整しましょう。緩衝材はエアクッションや新聞紙・古紙を丸めたものでも十分ですが、新居で余計なごみを出したくないという場合は、緩衝材代わりにタオルやTシャツを使うのもおすすめです。

また、本を詰め終わった後に高さをなるべく均等にすることも重要です。本の厚みで高さに多少の差が出ますが、高低差がありすぎると緩衝材を大量に消費するうえに、上に別のダンボールを詰めた時に潰れてしまう恐れもあります。中で動くことがないように、適宜調整をして梱包しましょう。

水濡れ・雨対策をする

本は水に濡れるとシワやよれが発生してしまうため、引越し当日に雨が降ってしまうことを想定して、事前に水濡れ対策をしておくと安心です。基本的には、ダンボールの底にビニール袋を敷き、本を詰めてから最後にビニール袋をかぶせておくのがおすすめです。

また、同じサイズの本を数冊ごとに小さいビニール袋に詰めるという方法もあります。特に大切な本は、1冊ごとにOPP袋に入れておくと安心です。

まとめ

引越しの費用は、荷物の総量によって大きく変わります。引越し費用を抑えたい方や、荷物を減らして新生活をスタートさせたい方は、思い切って自宅の蔵書を整理することをおすすめします。さらに、ここでご紹介した対策を参考に、運搬時に本を傷つけないようにしましょう。