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靴の梱包

引越しの荷造りの際に意外と困るのが靴の梱包です。通勤・通学に使う靴をはじめ、私服用のスニーカーやパンプスなど種類が多く、人によっては趣味やおしゃれのためにたくさんの靴を集めている場合もあるでしょう。そこでこの記事では、意外と知られていない靴の梱包手順や種類別の梱包方法を詳しく解説します。適切な手順と方法で、大切な靴をしっかりと新居に運びましょう。

梱包前に準備しておくこと

引越しの荷造りでは、全体の段取りを把握し入念に事前準備をしておくことが効率化の鍵を握ります。特に靴は、ほかの荷物とは異なりあらかじめ汚れを落としたり、スニーカーや革靴、ヒールの靴など種類別に仕分けたりといった作業が必要です。まずは靴の梱包前にするべき準備の流れをおさらいしておきましょう。

不要な靴を処分する

引越し準備は絶好の断捨離のタイミングです。使わないものをわざわざ梱包するのは労力の無駄になるばかりか、荷物の量が増えるほど引越し費用もかさみます。不要なものはどんどん処分して荷物を減らしましょう。

まだ状態の良い靴やブランド品のシューズなら、フリマアプリに出品するのがおすすめです。タイミングによっては出品後すぐに売れたり、思わぬ高値で買ってもらえたりすることもあります。しかし、商品の撮影や梱包・発送作業、購入者とのコメントのやり取りなどに手間がかかるため、出品作業は余裕を持って行いましょう。

また、引越し作業で忙しくフリマアプリにまで手が回らない方や、余計な手間はかけたくないという方は家族や友人に譲るという手もあります。

汚くなった靴や履けないものは、お住まいの自治体の指定どおりに分別してごみとして出しましょう。

靴の汚れを落とす

新居に持っていく靴に汚れがついたままダンボールに詰めると、一緒に梱包したほかの靴を汚してしまう可能性があります。そのため、処分する靴・しない靴を選別したら、まず処分しない靴の汚れを落とします。

特に、フリマアプリに出品もしくはリサイクルショップなどで買い取ってもらう場合は、少しでも状態が良い方が高く売れる可能性があることから、念入りに靴の汚れを落としきれいにしておくと良いでしょう。

革靴やブーツ、パンプスは専用ブラシやクリームを使って汚れを落とします。運動靴や上履きは、手洗いのほかにもご家庭の洗濯機やコインランドリーにある靴専用洗濯機でも洗えます。汚れを落とし終えたらしっかり乾燥させておきましょう。

靴を種類別に分ける

一口に「靴」といっても、パンプス、革靴、ブーツ、スニーカー、サンダルなどその種類は多岐にわたります。用途や大きさ、素材によって梱包の仕方も異なりますので、梱包作業をスムーズに行うために、靴を種類別に分けておきましょう。それぞれの梱包方法は後ほどご紹介します。

梱包に使える箱の種類

靴を詰める箱は、ダンボール箱のほかにも靴を購入したときの箱、百均のシューズケース、引越し業者のシューズケースが使用できます。それぞれの特徴やメリット・デメリット、おすすめの使い方を踏まえて適切なアイテムを使用しましょう。

ダンボール箱

通常の靴はダンボールにまとめて入れてしまうのが基本的な梱包方法です。靴はそれほど重さや高さのある荷物ではないため、大きめのダンボールに大量の靴をまとめて梱包し一度に運べるのがメリットです。ただし、ダンボールの中が2段以上になる場合、下の段の靴は潰れる可能性があるため大切な靴の梱包には不向きでしょう。

また、スエードなどの色落ちしやすい素材はほかの靴に色移りする可能性があるため、型崩れや色移りしやすい靴は個別に梱包するのがおすすめです。どうしても靴をダンボールにまとめて梱包したい場合は、パンプスやブーツなどデリケートな靴は上の段に、型崩れしにくい丈夫な靴は下の段に詰めると良いでしょう。

ダンボールはスーパーやショッピングモールなどで調達できますが、大きさが不揃いだとダンボール積み上げて保管しておくことが難しくなります。一般的に、利用する引越し業者が必要な数を事前に送ってくれるため、業者指定のダンボールを利用するようにしましょう。

靴を購入したときの箱

靴を購入したときの箱がある場合は、そちらに詰めるのも良いでしょう。個別の靴箱に入れれば、箱の中で靴同士が擦れる心配がなく、傷や汚れがつきにくいといったメリットがあります。

しかし、たくさんの靴を個別に梱包するのは時間がかかりますし、引越し業者に引越しを依頼する場合は荷物をすべてダンボールに詰めておかなければなりません。また、個別に箱に入れたうえでさらにダンボールに梱包するとなると物量が増えて運送コストも上がります。

傷つけたくない大事な靴のみを靴箱に入れて、残りはダンボールに詰めるようにしましょう。

百均のシューズケース

購入したときの靴箱を保管していない方は、百均やネットショップで購入できるプラスチック製またはダンボール製のシューズケースを使うのがよいでしょう。

しかし、靴の数が多ければ多いほど、必要な箱の数が増えて購入費がかさみます。また、引越しが完了したあとに残ったシューズケースの処分方法や保管場所の確保といった問題も生じるため、購入する数は必要最低限に抑えましょう。

引越し業者のシューズケース

引越し業者によっては、オリジナルのシューズケースを無料でレンタルできるところもあります。基本的には引越し当日に持ってきてもらえるのでその日に梱包することになりますが、靴専用の箱なので梱包が楽なうえに、個別に靴を収納できるのがメリットです。

ただし、利用する引越しプランに含まれていなかったり、追加のシューズケースが必要となった場合には別途費用が発生する可能性があるため、あらかじめ業者に確認をとっておくと良いでしょう。

種類別! 靴の梱包方法

丈夫な靴

運動靴やサンダルといった丈夫な靴、多少の汚れや型崩れが気にならないものなら1足ずつ梱包せずにまとめてダンボールに詰めてしまうのがおすすめです。

梱包の際は、靴のつま先と踵が交互に並ぶよう、ダンボールの中に片足ずつ詰めていきます。おすすめの梱包の順番は以下のとおりです。

  • ダンボールの底に丸めた新聞紙を敷く
  • 靴底を交互に合わせて詰めていく
  • 靴と靴の隙間に丸めた新聞紙を詰める
  • さらにその上に緩衝材を敷く
  • 2段にする場合は緩衝材を敷いた上に靴を詰めていく

色移りする靴

本皮やスエードなどの色移りしやすい素材の靴は梱包時に注意が必要です。黒や茶、紺色など濃い色のものはもちろんですが、特に赤系統の色は染色の定着が弱く色移りしやすいとされているため、1足ずつ丁寧に梱包しましょう。

また、色移りのしやすい靴を、小さなダンボールの中に無理やり詰め込んでしまうのは厳禁です。靴同士が擦れて色移りする原因になります。可能な限りシューズケースや購入時の箱を使って1足ずつ梱包するようにしましょう。

大事な靴

どうしても型崩れさせたくない靴や、思い入れのある大事な靴は購入したときの箱に梱包しましょう。型崩れや色移りを防止するため、靴にシューキーパーを入れ色移りしない紙や不織布で片足ずつ包んで箱に収納します。

運搬時の衝撃による傷が心配な方は、エアクッションを緩衝材として使用するのもおすすめです。

スニーカー 

スニーカーをきれいに梱包するには、まず型崩れを防止するために靴の中に丸めた紙を詰めます。紙はチラシや新聞紙などでも良いですが、誌面のインクが靴に付着する恐れがあるので無地の紙を使用するのがおすすめです。

紙を詰める際のポイントは、靴の中に詰めながら紙を丸めていくことです。最初から丸めた紙を入れてしまうとつま先部分まで紙が入らず、型崩れ防止としての役目を果たせません。靴全体の形が整うように、つま先からかかとまでまんべんなく紙を詰めるようにします。

箱へ詰める際は、箱とスニーカーの隙間に緩衝材を忘れずに詰めましょう。

パンプス・サンダル

パンプスやストラップ付きサンダルなどの繊細な靴は、型崩れを起こしやすいので注意が必要です。パンプスは中に紙を詰めて型崩れを防ぎ、サンダルはストラップを内側にしまい、エアクッションなどの緩衝材で包んで梱包しましょう。なお、エナメル素材は色移りがしやすく、擦れると傷がつきやすいという特徴があります。エナメル素材の靴を一緒に梱包するときは柔らかい布や紙で包み、他の靴と接触しないようにしましょう。

ダンボールにまとめて梱包する場合は、一番上の段に乗せてほかの靴に潰されないようにします。狭いスペースに無理やり詰め込んだり、硬めの革靴の隣に置いたりすることは避けましょう。

革靴

革靴は色移りや型崩れする可能性があるデリケートな製品です。運搬中に他の靴の靴底があたると、傷ができる可能性があります。革靴はひとつずつ紙にくるみ、薄い色の靴や色移りしやすい靴の隣を避けて詰めましょう。また、詰めるときは靴の甲と甲を合わせ、靴底が外側になるようにすると良いでしょう。なお、革靴は全体的に硬さのある靴ですが、運搬中の型崩れが心配な方は靴の中に新聞紙やシューキーパーを詰めておきます。

また、仕事で革靴を履く方は、仕事当日までダンボールを開封できなかった場合のことを考えて仕事用の靴をすべて梱包せずに、手荷物として持ち運ぶ靴も決めておくのがおすすめです。

ブーツ

ブーツは折れないように梱包するのがポイントです。新聞紙などの紙を棒状に丸めて詰め、型崩れを防ぎましょう。どうしても型崩れさせたくない大切なブーツなら、ブーツキーパーを使用するのがおすすめです。

さらに緩衝材で包み、横に寝かせずダンボール内で立てた状態に梱包します。ニーハイブーツなど長くて立たせるのが難しいブーツの場合は、中に新聞紙を詰め、ダンボールの一番上の段に横に寝かせて詰めると良いでしょう。

まとめ

この記事では、引越しの荷造りで困りがちな靴の梱包方法について紹介しました。靴は比較的早い段階で梱包作業に取り掛かれる荷物です。荷造りでは汚れ落としや分類作業を早めに行い、それぞれの靴に合った方法で梱包するようにしましょう。