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引越しにはさまざまな方法がありますが、日本郵便が提供している「ゆうパック」を利用する方法をご存知でしょうか?荷物の大きさに制限がありますが、上手く使えば非常にお得な引越しを実現できます。この記事ではゆうパックを利用する引越しの概要やゆうパック以外の引越し方法などを紹介します。

ゆうパックでの引越しについて

日本郵便の「ゆうパック」は全国で利用できる運送サービスで、制限範囲内の大きさの荷物であれば手軽に運んでもらえます。ゆうパックを上手く活用すれば、引越し業者を利用しない引越しも可能です。ただし、利用する際は荷物の大きさ・重さ・種類に気をつけて、自分で梱包してから申し込みましょう。必要に応じて追加サービスを利用すればさらに便利に引越しできます。

ゆうパックとは

ゆうパックは日本郵便が全国で提供している運送サービスです。普通郵便と同様に荷物を全国に運んでくれます。運べるものには大きさと重さの制限がありますが、重さに関しては基準より少し重いものも運んでくれる「重量ゆうパック」というサービスもあります。

基本的には贈り物や宅配便などの運搬に使われますが、引越しの際に荷物をゆうパックで新居まで送ることも可能です。包装資材の販売や各種割引なども行っており、上手く利用すれば快適に引っ越すことが可能です。

ゆうパックの申し込み方

ゆうパックを利用するためには、荷物の梱包と発送の依頼が必要です。はじめに、ダンボール箱や紙袋などで荷物を梱包しましょう。梱包資材は郵便局で購入したもの、自分で用意したものどちらでも大丈夫です。ゴルフバッグやスノーボードなどにかけるカバーも郵便局で購入できます。

荷物の梱包後は、郵便局や取扱所、コンビニに荷物を持ち込むか、Webサイトから自宅への集荷を依頼できます。自分で持ち込むと荷物1個につき費用が120円割引されるので、余裕があるときは自分で荷物を持ち込むと良いでしょう。

受け取りには2種類の方法があり、一般的な宅配便と同様に家まで配送してもらうほか、郵便局やコンビニを送り先に指定して自分で受け取りに行くこともできます。各自の予定や事情に合わせて利用可能です。

ゆうパックを利用できるものとできないもの

ゆうパックは利用できる荷物の大きさ・重さに制限があります。大きさは縦・横・高さの合計が170cm以下で、重さは25kgまでならばゆうパックでの運搬が可能です。重さが25~30kgの荷物は、通常のゆうパックではなく重量ゆうパックを利用します。また、以下のようなものはゆうパックで送れないので注意しましょう。

  • 爆発性、発火性、その他の危険性のあるもの
  • 毒薬、劇薬、毒物および劇物
  • 生きた病原菌および生きた病原体を含有、または生きた病原体が付着していると認められるもの
  • 法令に基づき移動または頒布を禁止されたもの
  • 人に危害を与えるおそれのある動物
  • 複数の個人情報を含むもの
  • 現金

なお、ゆうパック利用の条件を満たしていても、ものによっては航空輸送ができないため運搬に時間がかかる場合があります。自分の荷物がゆうパックで送れるかどうか迷ったときは、あらかじめ郵便局で確認すると良いでしょう。

ゆうパックの費用

ゆうパックの利用料金は配送場所や荷物の大きさ、種類などに応じて変わります。例として東京都から送る場合、同じ東京都内では基本運賃が最小の60サイズで810円、最大の170サイズで2,340円です。一方、東京から関東地方の他県に送る場合は少し高くなり、60サイズで870円、170サイズで2,410円です。東京から近畿地方に送る場合は60サイズで970円、170サイズで2,530円です。

ゆうパックには通常のサービス以外にもさまざまな追加サービスが設けられています。主なサービスと費用は次のとおりです。

重量ゆうパック

荷物の重量が25~30kgの場合に利用できます。各サイズの基本運賃に510~520円が追加されます。

チルドゆうパック

荷物を保冷しながら運んでくれます。60サイズから150サイズまで利用可能です。費用は基本運賃に60サイズで225円、150サイズで2,100円追加されます。

ゴルフゆうパック

ゴルフセットを前日までにゴルフ場やホテルなどに届けてくれます。60~120サイズでは基本運賃と同じ費用で、120サイズを超える場合は140サイズの基本運賃と同額です。

空港ゆうパック

旅行かばんなどを空港内の指定カウンターに届けてくれます。費用は大きさを問わず基本運賃に650~660円が追加されます。

ゆうパックでの引越しに向いている人

ゆうパックには最大サイズがあるため、大きな家具や家電は運ぶことはできません。そのため、ゆうパックのみで完結する引越しは、家具家電がない場合に限られるでしょう。また、あまりにも荷物の量が多い場合は、引越し業者に頼んだ方が費用を安く抑えられる可能性があります。具体的には、引越しの荷物が5~10箱程度のダンボールに収まるならば、ゆうパックでの引越しの方がお得かもしれないので検討してみましょう。

ゆうパックで引っ越すメリット・デメリット

ゆうパックでの引越しにはメリットとデメリットがあります。大まかにいえば、メリットは安く手軽な点であり、デメリットは荷物量の制限や引越し業者と比べてサービス面に劣る点です。さまざまな角度から自分の引越しに合う方法を考えてみると良いでしょう。ゆうパックの具体的なメリットとデメリットには以下のようなものがあります。

メリット

安く引っ越せる

ゆうパックを利用すると、引越し業者を利用するよりも安く引っ越せる場合があります。一般的に荷物が少なめであったり遠方への引越しであったりする場合は、引越し業者の単身パックよりもゆうパックの方が安くなるようです。

どの時期でも費用が変わらない

引越し業者と異なり、ゆうパックには繁忙期や閑散期がありません。年中同じ費用で利用できるため、引越し業者が混雑する時期でも問題なく荷物の運搬が可能です。荷物の到着時間帯も指定できるため自分のペースで引っ越せます。

見積もりが不要

一般的に、引越し業者に引越しを依頼すると荷物量から費用を算出するために見積もりを行います。見積もりを受けると担当者を家に入れることになるため手間やプライバシーの観点でのリスクが生じますが、ゆうパックであれば見積もりが必要ありません。

デメリット

大きな荷物は運べない

ゆうパックには荷物の大きさの制限があり、大きなものや重いものは運搬できません。少し重さが超える程度であれば重量ゆうパックを利用して運べますが、さらに重い場合や大きさが制限を超えている場合にはほかの方法で運ぶことになります。

ダンボールが高い

ゆうパックの荷物を梱包するダンボールは郵便局で購入できますが、引越し業者が提供・販売している同サイズのダンボールと比べると割高なことが多いようです。「荷物の運搬費用は抑えられたがダンボール費用がかさんでしまった」というケースもあるため、ゆうパック引越しを検討する際はダンボールの調達方法も考えましょう。

荷物の厳重な養生サービスがない

ゆうパックの梱包作業は自分で行うため、引越し業者と比べて荷物の養生が不十分になる可能性があります。万一の破損時に補償はされますが、大切なものや壊れやすいものを送る際は注意が必要です。梱包時に念入りに養生しておきましょう。

ゆうパック以外の引越し方法

引越しはゆうパックを利用する以外の方法でも行えます。引越し業者への依頼やゆうパック以外の宅配便利用、あるいは自力で荷物を運ぶ方法もあります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、それぞれ比較して自分に最適な方法を見つけましょう。

引越し業者に依頼する

最も基本的な引越し方法として、専門の引越し業者への依頼が挙げられます。引越しに役立つ機材やノウハウを多数保有しており、引越しに関してはゆうパックよりも充実したサービスを受けられます。引越し当日に荷物を新居で受け取れるのもメリットです。一方、時期によっては非常に混雑するため、予約がとりづらく費用も非常に高くなるデメリットがあります。また、日時を制限されやすい点にも注意が必要です。

宅配便で送る

ゆうパック以外の宅配便も利用できます。いずれもゆうパックと同様に1年を通して安価に利用できるので、自分が利用しやすい宅配便業者があるときは引越しの際に利用を検討してみても良いでしょう。日時指定もできるため自由度の高い引越しが可能です。

自分で荷物を運ぶ

レンタカーやマイカーを利用して自力で荷物を運ぶことも可能です。宅配業者や引越し業者に依頼する場合と比べて安く自由なスケジュールで引越しが可能です。間に業者が介在しないため連絡や交渉の必要がなく、見ず知らずの人が関わらない安心感もあります。

しかし、すべての作業を自分で行うのは大変な手間がかかります。家電は運び方に気を付けなければ故障の原因になることもありますし、業者に依頼する場合と比べて荷物を傷つける可能性も上がるでしょう。荷物の量によっては知人の手伝いが必要になるかもしれません。手伝ってもらったお礼などの配慮も必要です。

転居・転送サービス

ゆうパックのサービスを提供している日本郵便は、ゆうパック以外の引越しに役立つサービスとして「転居・転送サービス」を提供しています。旧居宛の郵便物を新居に転送してくれるサービスで、無料で利用できるため忘れずに申請しておきましょう。申請のため郵便局まで行く時間がない場合にも、「e転居」というWebサービスで同様の対応を受けられます。

転居・転送サービスとは

転居・転送サービスは、旧居に届いた郵便物を新居に転送してくれるサービスです。期限は申請から1年間のため、自分に郵便物を送る可能性がある人や団体に住所変更の旨を伝えておくか、1年ごとにサービス利用を更新する必要があります。

申請は郵便局の窓口で行えます。身分証と旧住所を確認できる書類を持参して、郵便局内にある転居届を記入・提出しましょう。なお、申請後、確認のために郵便局員が新居を訪問する可能性があります。

e転居

郵便物の新居転送サービスはインターネットからの申請も可能です。「e転居」というサービスを使い、携帯電話かスマートフォンで申請できます。申請にはメールアドレスが必要で、パソコン用のアドレスでは申請できないため注意しましょう。サービス利用の開始までは申請から少し時間が空く場合があるため、引越しが近づいたら早めに申請しておくと確実です。

まとめ

今回は、日本郵便が提供するゆうパックを利用した引越しやゆうパック以外の引越し方法、そして郵便物の転送サービスについて紹介しました。ゆうパックは日常生活でも利用する機会があるため、サービス内容や利用方法などについて知っておくと安心です。引越しを少しでも快適に進められるように、ゆうパックの利用を含めさまざまな方法を検討すると良いでしょう。