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引越しの手伝いをする友人男性

引越しは誰かの手を借りて行うのが一般的です。多くの人が引越し業者に依頼して引越しを手伝ってもらいますが、なかには家族や友人など身近な人物に手助けを頼む場合もあるでしょう。知人に引越しの手伝いを頼む際には、引越し業者への依頼とはまた違った注意点があります。この記事では、知人へ引越しの手伝いを依頼するとき、および自分が頼まれたときのポイントを解説します。

引越しの手伝いは誰に頼む?

引越しは多くの手間や労力が必要になるため、多くの場合一人だけでは行わずに協力者を募ります。協力してもらう相手はプロであれば引越し業者、それ以外であれば友人・知人が対象となるでしょう。それぞれで異なるメリットとデメリットがあるため、両者の特徴を正確に把握して自分の引越しに適した相手を選びましょう。

引越し業者

引越しの代表的な手段は引越し業者に依頼することです。引越しのプロである業者に頼めば、手軽かつ迅速に引越しできます。また万が一の場合に補償を受けられる業者であれば、大きな安心感も得られるでしょう。一方、ある程度の費用がかかることや、好きな日時に引っ越せない可能性があるといった欠点もあります。人によってはプライバシー面が気になる場合もあるでしょう。以下でご紹介するメリットとデメリットを踏まえ、利用するかどうかの判断をすることをおすすめします。

  • メリット
    1. 楽に引っ越せる
      引越し業者に依頼すれば、自分だけよりも引越し作業を格段に楽に行えます。引越し業者は家財道具を梱包・運搬する道具やノウハウ、人員を持っているため、引越しプランによっては自分でほぼ何もせずに引っ越すことも可能です。
    2. 早く引っ越せる
      引越し業者を利用しての引越しは、利用しない場合より迅速に行えます。引越し作業に慣れている業者のスタッフが作業を効率的に進めてくれるため、引越しのために割く時間を最小限に抑えられるでしょう。急遽引越しを決めた場合などにも、荷物さえまとめておけば、とりあえず移動することが可能です。また、引越しでは多くの手続きが必要になるため、引越し作業以外のことに時間をかけられるとやるべきことが漏れたり慌ただしくなったりせずに済みます。
    3. 安心して引っ越せる
      引越し業者に任せれば、荷物の汚れや傷を心配する必要がありません。さまざまなものを動かす引越し作業においては家具や家などに汚れや傷を付けてしまう可能性がありますが、引越し業者ならば安全に運ぶためのコツや道具を備えています。万一汚れや傷が付いてしまっても、多くの業者が補償制度を提供しているため心配いりません。
  • デメリット
    1. 引越し費用が高い
      引越し業者を利用する場合、少なくない額のお金がかかります。引越し業者に依頼した場合の料金は、業者選択、および距離や荷物の量などによって大きく変動しますが、基本的に業者は利益を上乗せする分だけ割高になる傾向があります。荷物の梱包やエアコンの付け外しなどのオプションプランも依頼すれば、さらに高額になるでしょう。
    2. 日程が制限される
      引越し業者を利用する場合、好きなときに引越しができるわけではありません。業者と予定を合わせて引っ越す関係上、予約がとれるタイミングにこちらが合わせる必要があります。特に繁忙期には引越し業者の予定がすぐに埋まってしまうため、引越し可能な日時の選択肢が少なくなりさらにタイミングを合わせづらくなるでしょう。
    3. プライバシー面が気になる場合がある
      人によってはプライバシーの観点から、引越し業者を利用することに抵抗を感じる場合があるでしょう。プロの引越し業者であっても赤の他人であることに変わりはなく、知らない人物が自分の家に入ったりものを触ったりすることに不快感を覚える人もいるかもしれません。また、どうしても自分の住所を教えることになるため、引越し後も不安に感じる場合があります。

友人・知人

引越し業者に依頼せず、友人や知人などに引越し作業を手伝ってもらう方法もあります。業者に頼む必要がない分コストを抑えられ、日程も柔軟に決められます。また、第三者が関わらないためプライバシー面も気にならなくなるでしょう。一方、引越し業者への依頼では必要ない、人手の確保や運搬の手間などがかかるという欠点もあります。荷物に汚れや傷などを付けてしまう可能性も少なくありません。

  • メリット
  1. 安く引っ越せる
    友人や知人に頼めば、多くの場合引越し業者に依頼するよりも安く引っ越せます。基本的にかかるお金はレンタカーの代金のみで、必要最低限のコストで荷物の運搬が可能です。出費が増えやすい新生活を前に引越しのコストを安く抑えられる点は大きなメリットといえます。
  2. 日程を自由に決められる
    友人・知人と予定を合わせるだけで、自由度高く引越し日時を決められます。引越し業者には不特定多数の引越し客から依頼が入るため、時期によっては予定がすぐに埋まり選択肢が少なくなります。一方、友人などとの引越しならば予定を合わせやすく、多くの人が引っ越す繁忙期でも費用面や日程について悩むことなく引越し計画を立てることが可能です。
  3. プライバシーが保たれる
    友人に手伝ってもらって引越しをすれば、自分のプライベートな部分に干渉され不快に感じる可能性が少なくなります。引越し業者に依頼すると、どうしても他人である引越しスタッフが家に入ったり荷物を触ったりする必要があります。一方気心の知れた友人であれば、プライバシー面が気になる人でも心理的な抵抗感が少なくなるでしょう。
  • デメリット
  1. 大きな労力がかかる
    友人・知人に頼んで引っ越す場合の作業は大仕事です。引越し作業は荷物の梱包や運搬が必要ですが、どちらも十分な装備やノウハウなどがないと苦労しやすい作業でしょう。また、車の運転も必要であり、重い荷物を多数載せて大きな車を運転することは慣れていないと大変に感じるかもしれません。
  2. 人手の確保がいる
    手際良く引っ越すためにはある程度の人数を集める必要があります。引越し業者に依頼すれば十分な人数を業者側で用意してくれますが、自力では何人かに声をかけて予定を合わせる工程から始めなければなりません。当日のスムーズな引越しのために、各人の担当する仕事内容まで振り分けておくべきでしょう。引越し後に謝礼や食事会などの形できちんとお礼する準備も必要です。
  3. 安全性に欠ける
    身内だけでの引越し作業は安全に行える確証がありません。重く大きな荷物を慣れない人が運搬すると、何かの拍子に荷物や家を汚したり傷つけたりする恐れがあります。その場合、業者に依頼している場合とは異なり汚れや傷に対する補償もないため、大きな出費が発生することもあるでしょう。また、ものだけでなく、作業中に人がケガをする可能性もあることも忘れてはなりません。

引越しの手伝いを知人に頼むときのポイント

知人に頼んで引越しを行う際には意識するべきポイントがあります。まず、手伝ってくれる相手への配慮を忘れず、余計な手間や負担がかからないように注意しましょう。また、引越しに熟達した人ではないため、業者に依頼した場合と比べて引越し作業に長い時間がかかることへの覚悟と用意も必要です。さらに、引越しが終わったら何らかの形で感謝の気持ちを伝えるお礼をする必要があります。

相手への配慮が大切

引越しを手伝ってもらうときは、相手に必要以上の負担をかけないように配慮しましょう。スムーズに引越し作業を進められるようにレンタカーの用意や荷造りなどをあらかじめ終わらせて、さらに各自がやるべきことをリスト化しておくのがおすすめです。

作業の内容にも工夫が必要です。壊れると困るものや大事なものは自分で扱うようにすることで、余計なプレッシャーを与えたりトラブルの発生などを防いだりできます。万一荷物の破損などが起きても、手伝ってくれた相手を責めるようなことはしないようにしましょう。

時間に余裕を持たせる

多くの場合、知人と一緒に引越し作業を行う場合は引越し業者に依頼する場合よりも作業に時間がかかります。大きなものを含む多数の荷物を車に積んで新居まで移動し、移動先ですぐに車から降ろして適切な場所に配置する作業は、特に引越し作業に慣れていないと苦労するでしょう。それよりも前の段階でもダンボールなどの資材調達からすべて自分たちで行う必要があり、長い時間をかけての準備・作業が必要になります。引越し前後の予定にはできるだけ余裕を持たせておき、引越し作業と予定が重なるリスクを最小限に抑えましょう。

 謝礼を考える

知人に引越し作業を手伝ってもらったら、謝礼金や食事会など何らかの形でお礼をするのがマナーです。親しい間柄であれば食事会の方が気を遣わずに済むでしょう。

謝礼金を渡す場合は、交通費を含めておおむね3,000~10,000円ほどが相場とされており、現金、あるいは商品券の形で渡すのが一般的です。渡す際は新札・新券を謝礼袋に入れて、心からの感謝の言葉と一緒に渡しましょう。

食事会はさまざまなパターンがあります。新居で出前をとったりホームパーティを開いたり、レストランに行って自分が支払ったりすることも選択肢の一つです。形式よりも感謝の気持ちと楽しんでもらいたいという心意気が大切でしょう。

引越しの手伝いを頼まれたときのポイント

引越しの手伝いは自分が頼むだけではなく、友人・知人から頼まれるパターンもあります。引越しを手伝う場合には、引越し作業で必要になる道具を用意していきましょう。また、服装にも注意が必要です。大事な服を汚したり傷つけたりすると、自分だけでなく頼んだ相手にも気まずい思いをさせてしまいます。できるだけ万全の準備をして引越しをサポートしましょう。

おすすめの服装

引越し作業を手伝う際には、動きやすく汚れても構わない服装を選ぶことをおすすめします。荷物の運搬では重いものや大きなものもあり、床にほかの荷物が置かれて歩きづらい可能性もあります。動きづらい服装では満足に荷物を運べず、荷物・服の破損や自身のケガを招きかねません。また、引越しの際には旧居と新居の掃除も必要です。掃除では自分の服が汚れることも多く、大事な服を着ていくとその後の洗濯で苦労するでしょう。

靴は脱いだり履いたりしやすいものを選びましょう。室内外を何度も往復するため、都度靴紐を結びなおしていては手間がかかります。靴紐のない運動靴が理想的です。

必要な道具

引越しの手伝いにおいて、主な仕事は荷物の運搬と家の掃除です。荷物を運ぶ際には軍手や台車などがあると便利です。また、壁や床などを保護するための養生テープも利用しましょう。さらに大きな家具などを運ぶときに分解の必要がある場合もあるため、ドライバーなどの工具も用意しておくと困りません。

掃除ではほうき・ちりとり・雑巾などが必要です。また、ホコリが舞うためマスクの用意もおすすめします。さらに、掃除中に出るごみを処分するためのごみ袋もある程度持っていきましょう。

まとめ

今回は、引越しの手伝いを業者と知人のそれぞれに頼んだ場合のメリット・デメリット、および知人に頼むときのポイント、さらに自分が頼まれたときのポイントを紹介しました。引越し業者に依頼する場合と知人に頼む場合とでは、それぞれ対照的なメリットとデメリットがあります。知人に引越し手伝いを頼む際には、時間がかかることを前提に考えるとともに相手への配慮を忘れないようにしましょう。

引越しは一大イベントであり、身近な人に頼られれば相手からの信頼を感じられるものです。引越しをきっかけとして互いの信頼をより深められるよう、滞りなく準備を進めましょう。